昨日はお忙しいなか、お集まりいただき、ありがとうございました。
オープニングセレモニーでは、ダンス×尺八のセッション。
最小文化複合施設『HAGISO』で文化的なことを、みなさまと。
という夢もおかげさまで叶えることができました。
また、「一人30秒ずつの参加者自己紹介」という無理難題にもチャレンジしました。
楽しく無事に終えられたのも、ひとえに参加者のみなさまやお手伝いいただいた方々の協力があったおかげです。
思えば今年は、ガイドマップの原稿を「みんなで手描きする」という壮大なプロジェクトにもチャレンジしました。
参加者のみなさまにとっては、小さな枠内に企画への熱い思いを書き込むことはとても難しい作業だったと思います。
できあがったマップについても各々、お感じのこともあるかと思います。
確かに「情報」としては、足りないかもしれない。
でも、足りないからこそ、その一字一字から、手描きのイラストから、
企画やその主催者さんのことを、想像すること ができます。
「どんな企画だろう。この企画を考えた楽しい人はどんな人だろう」と。
私はそれが一番大切なことだと思っています。
『まちの魅力の再発見と、表現を通じた交流』
これが芸工展のミッションです。
その役割を果たすガイドマップのことを昨年私は、
「まちへのパスポート」と表現しました。
まちとの出会いを楽しんでもらうには? まちの人たちとの交流がより深まるには?
どんなガイドをしたらいいのだろう・・・
デザインやインターネットを駆使して情報を整理したり、増やしたりして、最高のガイドを目指したことも過去にはありました。
しかしその中で、肝心なことを忘れてしまっていたことに気づいたのです。
私たちのガイドは、マップやネットを見て完結してはいけなかった、
実際に「会いにゆきたくなるガイド」でないといけなかったんですね。
今年のテーマは「FACE to FACE」。
芸工展を通じて広がったご縁が、これからもずっと・・・
長く、深く、続いていくことを、祈っています。
さぁ、いよいよ来週より 芸工展スタート。
16日間は始まってしまえば、あっという間です。
参加者のみなさまが「楽しかった」といって終えられること、
そして、その楽しんでいる光景に出会うことで、来訪された方にも楽しい表情が伝わっていくこと。
そうしたことの積み重ねから、「このまちを親しむきもち」が一人でも多くの方に届くこと。
それが、実行委員の願いです。
『まちじゅうが展覧会場、芸工展』。
まちをめぐり、お互いの企画を行き来したり、お勧めしあったり。
是非みんなで声を掛け合い、「楽しい」時間を味わいましょう。
それでは、本番もよろしくお願いいたします。
芸工展実行委員 * 渡真利紘一