芸工展2018
  1. TOP
  2. 実行委員会日記
  3. 芸工展7日目

芸工展7日目

えー、昨日の話になってしまいましたが、七日目です。

去年、「朝の芸工展」という切り口で幾つかの企画をご紹介しました。それならば当然あるんですよね、「夜の芸工展」も。もう終わってしまいましたが、「52.夜の写生会」などは今年の芸工展の夜を代表するような企画でした。画板と絵筆を握り締め夜のまちに繰り出す大人達。怪しくも楽しい雰囲気に包まれました。

143

この時期、夜になるとやはり少し肌寒いです。昼間の暖かくて賑やかなまちも良いですが、やや厚手の上着を羽織りお目当ての企画に向けて夜のまちを歩いていると、昼とはまた違った楽しさがあります。

そんなわけで、昨日の夜は「74.D坂シネマ『日本の技、粋な世界』」へ。今回のD坂シネマはタイトルにもあるように、日本の職人や伝統的な技がテーマになっています。少し遅れて会場の谷根千工房さんに入ると、白川郷の茅葺屋根についての記録フィルムが上映されていました。

「雪」といえば黒くてベシャベシャしたものが浮かんでくる東京育ちの私には、想像も出来ない世界での生活です。茅葺を作るにあたり、やはりその雪が障害になる事も多々あるのですが、逆に雪を上手く利用してしまう先人の知恵は凄い。

この記録フィルムの一番の見せ場は、山頂の茅を山の下まで運ぶシーン。なんと束ねた茅を繋げて長いソリのようなものを作り、それに人間が乗って急な山肌を一気に滑り降りていくのです。御柱も真っ青の迫力ある映像に恐怖を感じながらも、「私もやってみたい」という声が会場から上がりました。私も同感です。

その後は伝統的な日本酒作りのフィルムが流れたのですが、会場にも何故か日本酒の匂いが・・・。どなたかの差し入れのお酒が振舞われたのです。確かにお酒が飲めない私でも飲みたくなるような美しい映像でした。

やはり夜の企画は、参加者達の間に奇妙な連帯感が生まれるような気がします。この連帯感が夜の芸工展の特徴であるように思います。「74.D坂シネマ『日本の技、粋な世界』」は土曜日、日曜日も開催です。