今年のサインについて。いいわけ。

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今年も数々の議論の末、バッグ形式のサイン<目印。>となりました。
昨年のは、亜州亭<chete juenkan>のものでしたが、今回はubatamaさんにオファー致しました。ubatamaさんのところは、エリアCでよみせ通りをずーと通り抜ける感じで、道灌山通りの一本内側の細い路地どおり西日暮里駅方面にあります。

シルクスクリーンを使った、t-シャツやバッグを販売されていて、オーナーの瀬尾さんは、そこで工房として作業もされています。ミュージアムショップ等で販売もされていて、アート性クオリテイの高い、版のものがたくさんあります。

現代先端アート作家の村山華子さんによる
のしT<是非実物をご確認下さい。>は、幾重にも版を重ねたさりげなく、ハッピーかつエッジの利いた素敵なお品です。
是非、贈り物に最適です。確実うけます。

このような背景で、忙しい最中工房にお邪魔して、実行委員によるシルクスクリーンワークショップが行われました。
原則的に実行委員は、何でも体験してみたい、予算をかけづに手づくりしたい、派の集まりですので、瀬尾さんに<刷ってみます?>
で、<はい。お願いします。>とお返事しました。
だいたい、お昼から夜7時ぐらいまで、ぶっとおしで、刷りました。250枚くらい刷るので、なんとかだんだんウマくなるだろう。的に気楽に構えておりましたが、やはり職人仕事でした。だんだん、気分にあの独特の大人なダークサイドのものが、内側からにやにやして、溢れてきました。でも、次こそはっ!とふわふわと良い加減な気持ちを取り返しながら、別の方に変わってもらったりして、誤摩化していきました。
最初にガイダンスして頂いて、しばらくほっといてくれて、また数時間経った頃、瀬尾さんに見本を魅せて頂きました。
流石にスピードとクオリテイが違います。
だいたい、参加者の皆さんにお配りしたサインのどちらかの面は、良く云えばヴィンテージな
リアルスラッシュな、かすれ芸工展かと思われます。反対側は、綺麗です。

そういう訳です。片側は、瀬尾さんのもので、半面は実行委員がたばになって挑戦してみたものです。
それでubataba製のエコバッグという、表記をツールプリントのほうで、させて頂きました。
ベースデザインは、実行委員でもある新進現代レヴェルアート作家のSATOKOさんによる、キースへリングみたいなクレイジードローイングです。
よく見ると、全部一筆書きの迷路みたいな、ペイズリーみたいな不思議な文様になっております。
ガイドマップやポスターでも使わせてもらっておりますが、これも真似しようとしても、なかなかカンタンに出来るものではございません。
みなさん、ひとりひとりが強みを磨いていって、持ち寄るそんな時代がきてる気が致します。

数人のお人好しな実行委員が代わる代わる手作業で、シルクスクリーンを行いました。

ubatamaさんでは、これからシルクスクリーンのワークショップも、行う予定とのこと。

是非みなさんも、一度体験してみてください。また、瀬尾さんも辛抱強く丁寧に、全部の行程をさりげなく解説して下さいます。

さすが、職人です。
有り難うございます。

芸工展開催時には、このサインが参加の目印になります。お店のドアノブに、軒先に、玄関に、自身の手に、首に、ぶら下げて新しい未来を招きいれてください。

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